1) 政府の教育再生懇談会(安西祐一郎座長)がまとめた子供の携帯電話利用に関する提言の素案では、子供の携帯電話利用の弊害に関し、「わいせつ情報や暴力、いじめを誘発する有害情報が悪影響を与える」と指摘、保護者が「家庭内ルール」を作ることや、小中学校が「持ち込みの原則禁止」を打ち出すなど、利用方針の明確化が必要だとした。子供が携帯電話を持つことそのものの是非については、家庭との緊急連絡などのために必要との主張に配慮し、「通話先限定や、GPS(全地球測位システム)機能のみの携帯電話や、これらの機能に緊急連絡用のメール機能を付加した携帯電話は有効」とした。これは、今日のニュースを私がまとめたものです。
2)先週、歯科医師会の忘年会があり、たまたま、横になった先生と自分の子供のことについて何気ない会話をしました。その先生が、体験談を私に話してくださったのですが、その先生の子供さんが中学に入ったときに連絡用にと携帯電話を買い与えたそうです。そしたら、学校が終わってからの時間の大半は、友達とのメールで過ごすようになったそうです。月に2-3万くらいの携帯利用料がかかっていたそうです。幸い、きちんと中学を卒業し、高校に入学したそうですが、中学校の先生に「お母さん、子供に携帯を与えたら、親の負けです。」って言われたそうです。
3)新しい当医院のホームページを作るときに、製作会社の方にお聞きした話によると、携帯電話のサイトは、やがてなくなり、パソコンのサイトと一緒になるそうです。つまり、やがてどの携帯電話でも、パソコンのサイトが見えるようになるそうです。ってことは、もはや携帯電話は、パソコンと一緒??
携帯電話を子供に持たせるかどうか?は、いろいろ意見の分かれるところですが、1)~3)のことを踏まえて、私は思うのは(あくまでも個人的です。)
・携帯電話は、もはや電話機ではない。思春期を過ごしている子供たちの最大のオモチャである。
友達とメールで連絡を取ったり、サイトで彼氏、彼女を見つけたり、掲示板で友達をいじめてみたり。有害なサイトだって、好奇心旺盛なこの時期に見るなっていっても無駄なような気がします。
・うちの子には絶対、携帯電話は持たせない。(まだ、小学校低学年ですが??)
ただ、連絡用、防犯用に持たせるには、非常に有効な道具だと思います。