昨日の日曜日は、スタッフと一緒に東京に行ってきました。日帰りです。当医院のスタッフが、患者さんを健康行動に導くためのコミュニケーション・スキルを東京に勉強しに行きました。私も、時間が合ったので、スタッフと一緒に話を聞きました。講師は、歯科衛生士で、心理カウンセラーである池田京子先生です。基本的には、スタッフ向けのセミナーだったのですが。面白かったです。
歯科医院では、主役が、患者さんで、われわれスタッフは、患者さんの健康行動への支援者である。しかしながら、何よりも大切なのは、大事にしなければならないのは自分であること。自分は自分でしか変えられないし、他人を変えることはできない。患者さんの口のなかは、患者さんのものであり変えることはできない。患者さんとのコミュニケーションとは言うけれど、それには、自分自身ののストレスを知り、自分の心のコントロールすることが何よりも大切だとおっしゃってました。そして、自分自身のストレス分析についてや、その対処法。患者さんとの観察、傾聴、ブロッキング、確認、共感といった、心理学的カウンセリングのテクニックを分かりやすく説明してくださいました。そして、先生は、「明日から、自分らしく楽しく生きていきましょう。」と。
何よりも、歯科医療は虫歯等の急性疾患の時代が終わり、予防にシフトしつつあります(特に矯正治療は究極の予防歯科医療だと思います。)。そういったなか、歯科医医のスタッフは、患者さんをいかに健康行動へ道筋をつけるか??ですね。