6/9だったか聖路加国際病院の乳腺外科医の中村清吾先生が出演された、NHKのプロフェッショナル~仕事の流儀~という番組をたまたま見ました。この番組を見たという方もたくさんいらっしゃると思います。
「医師は謙虚であれ」
治療には、常に謙虚さを持って向かう。「自分の診断は本当に正しいのか」「これで間違っていないか」。患者の声に真摯(しんし)に耳を傾け、少しでも疑問が残るときは、同僚に意見を求める。そして、その姿勢を若手医師にも伝えようとしているそうです。「白衣を着ていると“先生”と思われるかもしれないけれど、それにおぼれてはいけない。もっと謙虚でないといけない。謙虚さを失うと、医師としての成長は止まってしまうと」番組の中で自分の考えを述べておられました。
~私自信、最近、謙虚さを失っていないだろうか??この診断におごりはないだろうか?~
「患者の人生に、よりそう」
乳がんの患者は、30代後半から急激に増えはじめ、50代にピークを迎える。この年代の女性は、母として、妻として、仕事人として、社会的役割が大きい。そのため、自分の身体だけにかまっていられず、病気による悩みも深くなる。今年3月末に乳がんの再発で入院してきた患者は、子供に病気の事実を伝えていなかった。がんの治療には家族の応援は必至だ。先生は、彼女の気持ちをくみ取り、人生によりそいながら、治療と人生のサポートをしようと努力されているそうです。
~患者さんは、人それぞれ違う仕事、違う生活環境、違う考え方を持っている。私自身、患者さんが患者さんらしく生きることを矯正歯科を通じて応援できているだろうか??~
「プロフェッショナルとは?」
「自分の可能性と限界を知っている人。そして、他のプロフェッショナルをリスペクトできる人だと思います。」と最後に述べておられました。私自身、とても感銘を受けました。