前回書きましたように、9/6(日)に当医院の歯科衛生士さんの表彰式と記念講演に東京に行ってきました。その時に、歯周病で有名な山本浩正先生が講演されました。
その中で、衛生士という仕事についてお話されていて、印象に残ったことがありました。山本先生は、今でこそ歯周病の第一人者です。
しかしながら、大学を卒業後ずっと勤務医をしていた時は、仕事に関して毎日、院長先生から3回は怒られていたそうです。褒められた記憶がないそうです。しかしながら、唯一褒められたことがあったそうです。それは、雑用ですが、口腔内写真の35mmスライド(今はほとんど見かけませんが)の整理の仕事のとき、気を利かせて写真がずれないように端っこをホチキスで止めたそうです。嬉しかったそうです。そして、仕事に関して
1.言われる前にやる
2.言われてする仕事はプラスアルファーを付け加える
プラスアルファーとは、丁寧にやるとか、、、、、短時間でやる、、、
3.目の前の仕事にベストをつくす
コピーや掃除、、、、何でも、
この3つが大切だといっておられました。特に、3に関して、
「随所に主となれば、立つところ皆真なり。」 臨済義玄
の言葉をあげておられました。
そのことに一所懸命になれば、真実がそこに現れているという意味です。 いつでも、どこでも『随所に主となる」ことは容易なことではありません。本物の自分、真実の自己(主人公)という土台がしっかりし ていないと、外からかかったほんのすこしの圧力に振り回されてしまい、右に左にブレてしまいます。あるいは転がってしまいます。
随所に主となる生き方をしたいものです。