今日も暇だなーと思いながら、午前中の診療時間を終わろうとする頃、小学校で歯をぶつけたので診てもらいたいと電話がかかってきました。
小学校3年生の子で、乳歯の下に永久歯がない歯があるということで、矯正歯科的には永久歯が全部出るまで中学生ころまで経過観察と判断していた患者さんでした。口の中を診て見ると。上の左右1番目の歯をぶつけたみたいです。
「少しぐらぐらしていましたが、1~2週間くらい固定しておけば大丈夫かな?」と思い、確認のレントゲンを撮りました。右上の1番目の歯の根に破折線を認めました。これは、大変です。もしかしたら、抜歯になるかもしれません。しかも、まだ、3年生です。
大急ぎでC病院の口腔外科の先生に電話をし、お母さんに説明し、そのまま口腔外科に向かってもらいました。
どうなったのでしょうか??やっぱり抜歯になっちゃうかな??もし、抜歯になったらその後??さすがに前歯1本なかったら見た目が悪いよな、、など、色々考えながら、、、心配です。
そういえば、新潟大学の矯正にいたとき、上顎前突(出っ歯)の子は、他の子よりも前歯に「外傷(ぶつける、ぶつかる)を受けやすいという論文をよんで、議論したことがありました。(確か、上の前歯と下の前歯のギャップが、9mmよりも大きいと他の子よりも外傷を受けやすかったかな???)
ちなみに、うちの上の子も上顎前突です。他の子よりも前歯をぶつけやすいといえます。「ポケットに手を突っ込んで歩かない。。「転んだときに手をつけないでしょ。。歯をぶつけるよ。。。」いつも言っています。
新潟県上越市 かるがも矯正歯科 院長 新部洋史