~顎変形症~
来月に「顎変形症学会」が、北海道であります。
矯正治療の患者さんで、余りにも下顎(下前歯)が前方向に出ているとか、余りにも上顎(上前歯)が前方向に出ている、あまりにも咬みあわせ(顔)が曲がっている患者さんの矯正治療には、「顎変形症」という病名がついて健康保険適応されます。ただし、矯正治療中に「外科矯正」を行うことが必須です。すなわち、2-3週間入院して、外科の先生に矯正治療中に口の中から手術をしなければいけないのです。その学会です。
患者さんの数は、少ないです。(潜在的な患者さんは多くいると思われますが、、、)かるがも矯正歯科でも、1年に1人いるか、いないかくらいです。だいたい、高校生くらいのころに治療を行い、夏休みなどの休暇に手術をしてもらいます。かるがも矯正歯科は、労災病院口腔外科、新潟大学医歯学総合病院、、、、などと提携して行っています。
今回は、「下顎骨垂直切り」について、議論が行われるコーナーがあり、興味深いのですが、さすがに、北海道は遠く今回は、あきらめました。
~開業医~
最近、中学高校の時の同級生が、ジャスコの近くで動物病院を開業したそうです。たぶん治療の中心は保険がなく、自費だと思います??矯正歯科と一緒です。先生の腕が勝負です。N市でも、知っている先生がインプラント専門医院を開業するそうです。
開業医は大変です。まさしく、中小零細企業です。
1.人事、労務(スタッフの採用など)2.経理、経営(お金の管理)3.広報(宣伝) 4.実務(治療など)
院長は、1~4すべてこなさなくてはいけないんですね。。疲れてしまいます。私も開業当初はそうでした。でも、でも、やっぱり、院長は実務(治療)が中心であるべきだと思っています。
なので、最近は、1~3までをすべて、うちの妻とスタッフにお願いしています。(本当にいつも、ありがとう。。。)
そして、開業医が増えるとどういうことが起こるか??Aさんを患者さんとしてみます。
~Aさんは、住所の近くのA医院に行ってみた。すごい混んでいて、待たされた。
「でも、先生には、昔からみてもらっているし、治療に熱心だし。多少待ってもいいや。」
~Bさんも、住所近くのA医院に行きました。やっぱりすごい混んでいて、待たされました。
「いそがしいし、どこの医院いっても一緒だ。とっとと治して欲しい。」そして、B医院に行きました。B医院では、すぐに診てもらえ治療してもらえました。おまけに年中無休で休診日はありません。
A医院には、Aさんのような患者さんが集まり、B医院にはBさんのような患者さんが集まることになります。先生は、自分のやりたいことをやりたい開業するのだと思います。そして、その先生のやりたいことについてくる患者さんがその先生のところに集まるようになります。
私自身も、他の医院が気にならないといえば嘘になりますが、私についてきてくれる患者さんがいる一方で、違う先生のほうがいいという患者さんもいるはずです。
私は開業してやりたいことができているか??「~先生が開業するんだって。」と聞くといつも思います。
新潟県上越市 かるがも矯正歯科 院長の新部洋史