昨日の日曜日は、新潟県周辺の矯正の先生が集まる学会が、新潟市でありました。
これは、矯正医であれば、だれもが思っていることですが、「~システム」「~法」どんな、新しい装置が開発されても、ブラケット、ブレースと針金によって歯を器械的に移動するという基本手法は、全く変わっていません。今後も変らないでしょう。
そして、それは、1970年代初頭に日本にアメリカから受け入れられたスタンダードエッジワイズ法が基本になってます。以後、だんだん、簡単に効率よく治療できるように「~法」「~システム」が広がり、現在そっちのほうが主流になってしまいました。
よく言うのは、スーツにたとえると、「オーダーメイド」のスーツが、スタンダードエッジワイズ(患者さんの歯槽骨に合わせて丁寧にわいやーを曲げる。)とすると、今の主流の方法(既成のワイヤーをサイズを選んで入れる。)は 、既成のいくつかサイズの決まったスーツになります。スタンダードエッジワイズ法は、術者の意志が、治療結果に反映されやすく、技術、経験が必要ですが、患者さんにあった咬み合わせを作ることが出来ます。
前者のスタンダードエッジワイズ法を日本で行っているのは、もはや、新潟大学矯正科を中心とした先生だけだと思います。そして、私も、多少時間はかかっても、このオーダーメイドのスタンダードエッジワイズにこだわりたいです。
新潟県上越市 かるがも矯正歯科 院長 新部洋史
ちなみに、当医院のスタッフもトキメッセで、セミナーがあり、みんなして、新潟市にいました。