今日は、上越市は少し吹雪いたり、太陽が出たりの繰り返しです。
昨日の夕方の矯正患者さんで、「明日卒業式なんだよ。」と教えてくれた高校生がいました。本当におめでとう。これは、「なごり雪」かな?なんか、寂しいような気がしますが、、、
矯正治療は、時間のかかる治療なので、自分も患者さんも一緒に年をとります。
歯学部の卒業を間近に控え、矯正歯科学教室に入局するために教授に挨拶に言った時、矯正治療を開始した4-6年生の子が、成長をし、成人になるまでの治療結果の経過を見なくてはいけない。成長を学ぶには時間がかかる。矯正の専門医になるには10年はかかるぞーって言われたことを思い出します。
患者さんとのかかわりが、一番長い医療だと思います。
一生の付き合いです。
だから、面白いです。
大学の頃、矯正治療した患者さんが、医師になって研修医として上越の病院に来てたり、学校の先生をやってる子もいたり、CMに出ていたり(これには、さすがにびっくりしましたが、)。
そして、治療後の後戻りも含め最後まで責任を持つのが矯正の専門医です。
通常の医療は、カルテや模型などは5-6年保管して整理しますが、矯正治療は違います。患者さんの資料はそのまま教科書です。
今まで自分が治療した患者さんの術前、術後の資料を保管するための専用室をわざわざ作る先生もいます。
そういえば、うちの下の子も今月、保育園を卒園です。5ヶ月から?お世話になりました。保育園の卒園式は、仕事をしながらの育児をしたという達成感や、込み上げるものがあるのか、感動するだよと妻が言ってました。
旅立つみなさん。それぞれの道で、がんばってね。
新潟県上越市 かるがも矯正歯科
(矯正歯科、歯並び、顎変形症、口唇口蓋裂)
院長 新部洋史