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咬む事と歯並びの関係  エビデンス(科学的根拠)

先日、食育支援について新潟大学小児歯科の松山先生の話を聞く機会がありました。

以下は、その時のうそ(よく分かっていない)orほんと(科学的根拠のあること)です。
 

・よく咬む事と学習能力との関係。よく咬むと頭がよくなる。(うそ)

・よく咬む事ととメタボリックシンドロームの関係。よく咬むと予防になる。(ほんと)

・よく咬む事(硬いものを咬む事)と顎が大きくなる(歯並びが悪くなる)。歯並びがよくなる。(うそ)

・子供たちの顎(あご)が小さくなってきている。(うそ)

特に最後の、顎(あご)についてですが、1995年の小児歯科学会の論文では、日本人の3歳と13歳の顎について、身長の増加、栄養量の増加とともに昔に比べ大きくなっているそうです。

矯正歯科医はこの事実をよく知っていますが、歯科医の中にもこの事を知らない人がたくさんいます。


子供たちに硬いものを咬ませると、よく咬ませると顎が大きくなり歯並びがよくなる。のは、うそです。歯科医の中でもそのことを知らない人がたくさんいます。
咬む事と顎の発育なんて遺伝的要因がかなり強いのではないかな?

ちなみに新潟県歯科保健推進条例のパンフレットには、生活習慣予防のために「ひとがすき」ということが、記載されています。
咬む事は、:肥満を防ぐ :糖尿病を防ぐ :癌を防ぐ :ストレスを発散 き:記憶力をアップ
これは、すべて根拠がありほんとです。よく咬む事は、やっぱりいいこともたくさんあります。

そして、僕自身も、なんとなく硬いものを咬んだほうが子供たちの健康にいい気がする。でも根拠がない。その程度のことです。なんとなく柔らかいものを咬むより硬いものをよく咬んだほうが、そっちのほういいかなと思うくらいです。

新潟県上越市 かるがも矯正歯科 院長 新部洋史


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診療内容:小児の矯正(6才頃ー10才頃)/永久歯列期の矯正治療(11才頃ー成人)/部分的な矯正治療
唇裂・口蓋裂・唇顎口蓋裂・顎変形症などの外科矯正治療(健康保険適応)/見えない矯正治療(歯の裏側からの矯正治療)
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