舌側矯正とは、歯の裏側からの矯正です。
http://www.jloa.org/p/patient/example/(学会)
基本的に日本の大学歯学部矯正歯科では、矯正医への教育は行われていません。
どちらかといえば、舌側矯正は、一部の開業医が実践している、治療結果がよくない、直りの悪い矯正治療というイメージがありました。現在でも歯科医の中では、そういうイメージがあるのではないでしょうか?
そのイメージが全く変わったのが、東大阪市で開業されている布川先生http://www.fukawa-ortho.or.jp/の症例や話を聞いてからです。
近年のインプラントアンカー(骨ねじ)の出現によって、舌側矯正(歯の裏側からの矯正治療)は、通常の歯の表側の矯正と同じ治療結果が得られるようになったことを確信しました。
ただし条件があります。(私が自分自身で決めたことです。)
1.必ずインプラントアンカーが必要です。(上越総合病院口腔外科と連携します。)
2.開咬(前歯が、かみ合っていない状態)、顎変形症は、やりません。
舌側矯正だからといって、表側よりも治りが悪いとは言わせません。
舌側矯正だから歯の動きが悪いといって、通常の矯正診断を舌側用に変える(ゴールを低く設定する)先生がいますが、そんなことはしません。あくまでも、咬み合わせと口腔周囲軟組織の調和をゴールにした診断です。(そもそも診断を変えるなんておかしいです。)
もし興味がありましたら、御相談下さい。
新潟県上越市 かるがも矯正歯科(矯正歯科、顎変形症、口唇口蓋裂)院長 新部洋史