約10年前、東京の先生から質問を受けました。
「インビザラインってどうですか?。」
当時、インビザライン社の営業の人に勧められて、患者さんへ治療を開始したばかりの時でした。
私も若かったので、色々な治療を試したかった。
最近、若い先生から同じ質問を受けました。
「インビザラインってどうですか?」
私、「ブラケット使わないので、患者さん受けはいいと思うけど。別に、最新の治療でもなく、昔からのtooth positionerを応用したものだよ。。」
私が、おばさんになっても 私が、おじさんになっても 以下のことを伝えたい。患者さんにも。
インビザラインとは、マウスピースを使った矯正器具です。(個人的には、矯正治療とは言いたくない。)
毎日20時間~22時間装着してもらいます。
ただし、デメリットがあります。
①治療精度が低い。
~~~~微妙な歯のねじれなどを治しづらいということです。
②矯正診断で、抜歯をして、口唇を下げなければいけない症例はできない。
~~~~できるのですが、出っ歯残りになる。ので、私は、やらないほうがいいと患者さんに言います。
(患者さんが、治療したほうが医院の利益になるので、何でもかんでも万能ですという感じで勧める矯正医はいますが、、、ひどい話です。)
③マウスピース使えないと、歯が動かない。
④後戻りが多い
~~~~歯根は動かないので、特に下の前歯のでこぼこについては、後戻りが多いです。
新潟県上越市 かるがも矯正歯科 (矯正歯科 歯並び 顎変形症) 院長 新部洋史