リンガル矯正(裏側からの見えない矯正)
2017年04月29日
歯のでこぼこが、気になるということで、来院された20代の患者さんです。見えないように裏側からの矯正(リンガル矯正)を希望されていました。上下顎とも裏側の矯正は、かなり治療の難易度が増すこと、歯の移動に時間がかかること、特に下顎は、最初のうちは、舌があるために舌に傷ができやすかったり、発音がしにくいことを説明し、下顎だけは、表側に矯正装置を装着することにしました。ハーフリンガルです。
歯のでこぼこの度合いが強いため第一小臼歯を4本抜歯させていただきました。
今年の3月に治療、終了されました。3年3ヶ月ほどかかりました。
この症例を手がけた当時、インプラントアンカーの必要性、有用性について、いろいろな先生の症例を見て本当に必要なのかな??と思うことが多々あり、この症例には利用しませんでした。
現在、リンガル矯正でのインプラントアンカー使用の症例が多数報告され、整理されつつあり、このような症例には、インプラントアンかーを利用すると思います。
新潟県 上越市 かるがも矯正歯科
院長 新部洋史 (矯正歯科 リンガル矯正 歯列矯正 小児矯正)