かるがも矯正歯科ブログ

2023年1月

日本矯正歯科学会によるホームページ審査

2023年01月05日

 日本矯正歯科学会が認める臨床指導医と認定医の更新は、5年に1回行われます。症例を審査してもらったり、学会参加のポイントで審査されます。

私は、2022年12月に4回目の更新を行いました。

最近の、矯正専門で行われなかったよく治っていない矯正治療、マウスピース矯正による不良な仕上がり、など社会情勢を反映し、『ホームページ』審査を通らないと更新させない方針となりました。

当医院のホームページも審査していただきましたが、かなり厳しくcheckが入りました。HP会社に連絡し修正を依頼し合格となりました。

例えば、

最先端最適最良最上最新→という言葉は、誇大広告に該当するため使ってはいけない

日本でもトップレベル、あらゆる症例に対応、患者満足度99%、100%→他の医院との比較、差別化を誇張したものは使ってはいけない

インビザライン認定医、インビザライン〇〇プロバイダー、ハーモニー認定医 →営利企業が認定している資格は公正的とは言えず、不当に誘引する恐れがあり古代お広告医に該当する

その他、NGなワードは以下のようなものです

比較的痛みの少ない・1年で終わる・歯を抜かない矯正・キッズ矯正・ブライダル矯正・ホワイトワイヤー矯正・自然派矯正・フェイスニング・フェイシャルリフレクソォジー・症例数6000件・・・・・

今回は本当に勉強になりました。

逆に言うと、日本矯正歯科学会認定医、臨床指導医の医院のホームページは、間違いない、正しいと言えるのではないかと思います。


マウスピース矯正にご注意

2023年01月05日

 当医院でも、マウスピース矯正の適応可能な患者さんがいます。

ただ、日本人をはじめとしたアジア人は、叢生(でこぼこ、八重歯)の人が多かったり、成長期の顎の発達が悪く骨格性の問題がある人が多いため、実際の適応できる患者さんは限られてくると感じています。

最近、2022年矯正イヤーブックを読んでいたところ、15、6年前に日本にアメリカ某メーカーのシステムを紹介した某教授が、論文を書いていました(マウスピース矯正がこんなに安易に広まった事態を憂いて)。実際大学病院で、マウススピース矯正治療を行い、評価した結果、、矯正患者さんの7割は適応ではない、さらに、アプリの予想通り歯の移動はできなかったケースも多いとの論文を寄せています。

日本矯正歯科学会も声明を出しています。https://www.jos.gr.jp/4348

 

新潟県 上越市 かるがも矯正歯科 院長 新部洋史 

 

 

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