かるがも矯正歯科ブログ

裏側矯正(舌側矯正)

リンガル矯正(裏側からの見えない矯正)

2017年06月14日

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患者さんは。成人女性です。看護士さんです。治療前です。歯列に凸凹があるため小臼歯4本抜歯をさせていただきました。患者さんは、表側の装置が見えるのが嫌だという希望があり、上下ともリンガル(上も下も裏側の装置)を希望されましたが、発音や舌感、治療期間が長引くということにについて、難色をしました。そこで、発音に有利なハーフリンガル(上だけ裏側の装置)を装着しました。インプラントアンカーを併用しています。

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約3年後、装置除去しました。

上下とも裏側のリンガル矯正に比べて、ハーフリンガル(上だけ裏側の装置)矯正は、ほぼ「表側の矯正」と変わらない結果を出せると確信しています。そして、患者さんにとっても、上下リンガルよりも圧倒的に舌感がよく、発音もほぼ「表側の矯正」と変わりません。

裏側の装置を希望する方は、ハーフ(上だけ裏側)がおすすめです。希望の方はご相談ください。

 

新潟県 上越市 かるがも矯正歯科(歯並び 歯列矯正 小児矯正)

院長 新部洋史 日本矯正歯科学会認定医

 

 

 

リンガル矯正(裏側からの見えない矯正)

2017年04月29日

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歯のでこぼこが、気になるということで、来院された20代の患者さんです。見えないように裏側からの矯正(リンガル矯正)を希望されていました。上下顎とも裏側の矯正は、かなり治療の難易度が増すこと、歯の移動に時間がかかること、特に下顎は、最初のうちは、舌があるために舌に傷ができやすかったり、発音がしにくいことを説明し、下顎だけは、表側に矯正装置を装着することにしました。ハーフリンガルです。

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歯のでこぼこの度合いが強いため第一小臼歯を4本抜歯させていただきました。fgbe.JPGefgbe.jpgfnfgnrg.jpg

今年の3月に治療、終了されました。3年3ヶ月ほどかかりました。

この症例を手がけた当時、インプラントアンカーの必要性、有用性について、いろいろな先生の症例を見て本当に必要なのかな??と思うことが多々あり、この症例には利用しませんでした。

現在、リンガル矯正でのインプラントアンカー使用の症例が多数報告され、整理されつつあり、このような症例には、インプラントアンかーを利用すると思います。

新潟県 上越市 かるがも矯正歯科 

院長 新部洋史 (矯正歯科 リンガル矯正 歯列矯正 小児矯正)

ニ期治療(見えない矯正治療)ハーフリンガル

2016年12月01日

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二十代女性、術前です。見えない矯正装置を希望されました。

歯のでこぼこ(叢生)が強く、抜歯が必要なため、マウスピース矯正、アソーライナーやインビザラインでは対応できません。申し訳ないけど、舌側矯正でしか対応できませんと説明し、相談の上、舌側矯正(上だけ見えない裏側の装置、ハーフリンガル)を選択てもらいました。

「どんな症例でも、マウスピース矯正、アソーライナーやインビザラインで治療できる。」かのような宣伝を行っている矯正医院が、ネット等で、都内を中心に多く見かけますが、それは、無理です。みなさん、気をつけましょう。治療しても治っていない可能性があります。

インビザライン、アソライナー等は、少なくとも抜歯症例は適応外だと、私は思います。どんな治療もそうですが、患者さんは、一人一人違います。適応症は、限られます。

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↑は、上顎です。歯の裏側に装置をつけます。

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治療後です。

新潟県 上越市 かるがも矯正歯科(矯正歯科、歯並び、歯列矯正、小児矯正)院長 新部洋史

リンガル矯正(裏側からの矯正)

2015年08月20日

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患者さんの希望があり、上のみ裏側から装置を装着しました。

歯の裏側からの矯正治療を舌側矯正、リンガル矯正と言います。

 

 

 

治療終了

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新潟県 上越市 かるがも矯正歯科 (歯並び 矯正歯科)院長 新部 洋史

 

 

 

裏側からの矯正

2014年06月11日

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裏側から矯正したある患者さんの感想です。裏側からの矯正を舌側矯正といいます。

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私も舌側矯正しましたが、おすすめします。
★メリット
 人目を気にせず、何でも食べれる
  表側矯正はカレーが着色したり、ネギが挟まったり、麺が挟まったりするそうです
 半年もすれば、見た目の歯並びは綺麗になるので、矯正している感覚はなくなる
 唾が周りに飛び散らない
  でも、内側には唾が溜まります(笑)
 歯を引っ込めるのは表側より綺麗になる

★デメリット
 腕の良い歯医者(舌側矯正が得意な歯医者)を選ぶのが難しい
 食べにくい(最初どうやって物を飲み込むのが分かりませんでした)
  2~3日でコツをつかんで慣れます。
 しゃべりにくい(これもすぐ慣れます)
 口内炎ができる(表側矯正も同じかもしれません。私は全く出来ませんでした)
 割高
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私がこれを見た時、なるほどなーと思いました。私的には、

★舌側矯正治療には、限界がある。適応症がある。

★熟練した技術が必要。

★インプラントアンカーが必要。

よって、私は、「舌側矯正で、改善できないところは、相談の上、表側にもつけさせてもらう事があります。」患者さんから同意をもらっています。

新潟県上越市 かるがも矯正歯科 (矯正歯科 歯並び 顎変形症) 院長 新部洋史

 

舌側矯正(見えない矯正)への興味

2013年11月13日

 

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先月、舌側矯正症例をたくさん持つ東京のM先生の医院を見学させていただきました。
 

左が、ハーモニーシステムです。右が、イノヴェーション(クリッピー)です。

ハーモニーシステムのほうが、装置が大きいですが、患者さんにあったMIMを使ったオーダーメイドの最新ブラケットです。

一時期、舌側矯正のブラケット(リンガルブラケット)は、小型化がすすみましたが、最近は、小さくするよりも、患者さんに合ったオーダーメイドのブラケットを作ろうとする傾向です。

(個人的にも、ブラケットが小さいと動きが悪い気がしていましたが、、、、、)

舌側矯正は、見えない矯正装置ですが、難しいです。矯正専門医の中でも、症例経験の豊富な医師を選ぶことをお薦めします。

新潟県 上越市 かるがも矯正歯科 (歯並び 矯正歯科 舌側矯正) 院長 新部洋史

 

 

ハーモニーシステム(新しい裏側からの矯正システム)

2011年12月01日

先週の11月27日東京で行われた、フランス人Dr.Patrick C. Curielの舌側矯正ハーモニーシステムの認定コースを受講してきました。(Dr.Patrickは、アメリカへの留学経験もありフランス語ではなく流暢な英語で話していました。)

フランスのオーダーメイドリンガル矯正システムです。

日本では平成23年12月1日より導入開始です。その記念すべき日本第1回目のセミナーです。

どうしても、知りたくて東京まで出かけていきました。 

会場は、100人以上の矯正医の熱気に溢れていました。

先に日本に導入されたオーダーメイドリンガルブラケットのドイツ人Dr.Wiechmannが開発したインコグニトシステムが、ヨーロッパをはじめフランスで、急速に広まりつつあるそうです。(60%以上)。その短所を治した、後発のシステムということになります。

オーダーメイドのリンガルブラケットは、患者様の歯の形に合わせて作る舌側ブラケットです。

歯の舌側の形は唇側に比べ個人差がとても大きくなっています。従来の既製品を歯に合わせて使うものより舌感が良く、また治療中も装置が外れにくくなっています。

というのは、インコグニトやハーモニーのシステムは、コンピューター上でデジタル化を行いCAD/CAMでブラケットとワイヤーを調和させるシステムとなっています。

そのため、歯にブラケットを合わせ、ブラケットにワイヤーを合わせたシステムとなっています。

この点が、既製のワイヤーに既製のブラケットを合わせ、それを歯に合わせる従来システムとの大きな違いとなります

img_photo6[1].jpgインコグニート

07015-2[1].jpg従来のシステムSTB

舌側治療装置は、あくまでもツールであり、それを使いこなし、患者様を治療するのは矯正医です。

新しいシステムだから上手く治るというものではもちろんありません。

従来の装置で良い治療結果を得られているけれども、患者様がより快適に治療を受けられるなら、新しいシステムをあえて勉強して取り入れて行こうと思い参加しました。

が、しかし、症例をいろいろ見せてもらいましたが、現時点では、自分の臨床に導入することはできないと判断しました。結論から言うと、仕上がりが甘いからです。また、でこぼこ(叢生)や上下顎前突のケースが多い日本人には、このハーモニーシステムは、向かないと判断しました。(現時点では)。おなじ理由で、インコグニートも自分の臨床に取り入れる予定は今のところありません。

新潟県上越市 かるがも矯正歯科(歯並び、矯正歯科、顎変形症)院長 新部洋史

 

舌側(リンガル)矯正への興味

2011年11月17日

舌側矯正とは、歯の裏側からの矯正です。
http://www.jloa.org/p/patient/example/(学会)

基本的に日本の大学歯学部矯正歯科では、矯正医への教育は行われていません。
どちらかといえば、舌側矯正は、一部の開業医が実践している、治療結果がよくない、直りの悪い矯正治療というイメージがありました。現在でも歯科医の中では、そういうイメージがあるのではないでしょうか?

そのイメージが全く変わったのが、東大阪市で開業されている布川先生http://www.fukawa-ortho.or.jp/の症例や話を聞いてからです。
近年のインプラントアンカー(骨ねじ)の出現によって、舌側矯正(歯の裏側からの矯正治療)は、通常の歯の表側の矯正と同じ治療結果が得られるようになったことを確信しました。

ただし条件があります。(私が自分自身で決めたことです。)
1.必ずインプラントアンカーが必要です。(上越総合病院口腔外科と連携します。)
2.開咬(前歯が、かみ合っていない状態)、顎変形症は、やりません。

舌側矯正だからといって、表側よりも治りが悪いとは言わせません。
舌側矯正だから歯の動きが悪いといって、通常の矯正診断を舌側用に変える(ゴールを低く設定する)先生がいますが、そんなことはしません。あくまでも、咬み合わせと口腔周囲軟組織の調和をゴールにした診断です。(そもそも診断を変えるなんておかしいです。)

もし興味がありましたら、御相談下さい。
新潟県上越市 かるがも矯正歯科(矯正歯科、顎変形症、口唇口蓋裂)院長 新部洋史

舌側(リンガル)矯正~裏側からの矯正~

2011年09月26日

 

P9200417.JPGのサムネール画像

 

東京で、裏側からの矯正(舌側矯正)セミナーを受けてきました。
普通矯正治療というと、歯の表側に装置を着けますが、歯の裏側に装置をつけるという審美的な治療法です。
写真の2人は、日本のリンガルの第一人者です。
特に布川先生の症例を見させていただき、表側からの矯正に負けずとも劣らない仕上がりのこだわりに感動しました。へたすると表側の矯正よりよく治ります。
 

1.マイクロインプラントによる上顎のマキシマムアンカレッヂ
2.軟組織を中心としたアーネット分析を基準にした診断法。
3.犬歯誘導の実現。
4.仕上がりにおける、前歯のジェットの量や、上下犬歯の1級関係の許容範囲
 

新潟県上越市 かるがも矯正歯科 院長 新部洋史

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